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沖縄本島の那覇空港から飛行機に乗って南へ420km、およそ1時間の空の旅で「石垣空港」に到着する。
石垣島は八重山諸島の玄関口で、石垣島から船に乗り継いで「イリオモテヤマネコ」で知られる東洋のガラパゴス西表島や石垣島と西表島のあいだに広がる「石西礁湖(せきせいしょうこ)」と呼ぶ珊瑚礁の内海に宝石のように散りばめられた竹富島・小浜島・黒島・新城島(あらぐすくじま)・鳩間島・波照間島などの個性豊かな南琉球の小さな離島群を訪ねて周ることができる。
初めて八重山を訪れ、空からミニチュアのように浮かぶこれらの南海の島々と、島を取り巻くエメラルドグリーンに澄み渡る珊瑚礁の海を眺めたとき、この風景を目にする誰もが「ここは本当に日本なのだろうか?」という素朴な疑問を抱かずにはいられないだろう。
それほどに八重山の海は日本離れしており、内地の海とは違うのだ。


一方、海路から琉球列島を島伝いに船で南下していくと、九州の佐多岬から屋久島、種子島、トカラ列島、奄美諸島、沖縄本島までは次の島々が水平線上に現れては消えていき、船の旅人の目を楽しませてくれるが、沖縄本島を出たころから、その先しばらく10時間ほど航路からぷっつりと島影が途絶え、船は島影ひとつない太平洋を進んでいく。
※那覇、平良、石垣港、高雄・基隆を結んだ有村海運は2008年9月に倒産し休航中となっていて再開のめどは立っていない
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この島影のない海域を進んでいくと、やがて、最初の「先島」である宮古諸島が現れ、そこからさらに4時間ほど進むと、ようやく八重山諸島の島影が現れる。
※沖縄本島より南西の宮古諸島や八重山諸島のことを「先島」と一括して呼ぶ
八重山諸島は、日本の最南端に位置すると同時に最西端、日本のいちばん端っこにある島々なのである。日本国内で普段一般に目にすることのできる地図の最南端は沖縄本島なので、この八重山諸島がいったいどのあたりにあるのかは、なかなか理解しづらい。 |
石垣島を中心にした1000km半径の地図を描いてみると、

日本本土の最南端から約1000Km、この距離を逆に南に行けばほとんどマニラに到達、西は中国の湖北省・洞庭湖のあたり、中国大陸の奥深くまで入り込むのだ |

石垣−東京間は2252km離れているが台湾へは277km、南へ向かえば石垣−鹿児島間の距離でほとんどマニラへ着く
東京から上海やソウルへ行くより八重山のほうが遠い、八重山は日本最南端であると同時に「アジアの入口」だ |
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